水は2ℓ摂るべき?

今日1日で水をどのくらい飲みましたか?

「肌が乾燥するので水を飲んでいる」とすれば、それは間違いです。

水を飲めば直接角層がうるおうわけではなく、体内の循環がすごくよくなるということもありません。

人には恒常性があるので、水分はのどが渇いたら摂るようにすれば十分。

ただし子どもや高齢者のようにのどの渇きを感じにくい人や、仕事などに集中してのどの渇きを感じにくいとき、高温注意報が出ている夏の日などは意識して水分を摂る必要があります。

確かめてほしいのは、尿の量です。

健康な状態であれば、1日に5~6回、自然な排尿があります。

これよりも少ない場合は、水分が足りていない可能性があるので水分を多めに摂るようにします。

水分を摂っていても尿量が増えない場合は、腎臓などに病気が隠れていることもありますので医師に診てもらいましょう。

反対に尿の回数が多い場合は中枢性尿崩症の可能性があります。

これは抗利尿ホルモンが欠乏する病気で、極端なのどの渇きが見られます。

気になるときは医師に相談しましょう。

けがに消毒は必要ない?

今日は近代看護を築いたナイチンゲールの誕生日にちなんで制定された「国際看護師の日」。

そこで傷の手当てについて。

たとえば転んですりむいたとき患部を消毒し、絆創膏などを貼る手当てをしていませんか?

消毒液と絆創膏などを使う方法は治癒に大切な細胞やサイトカイン、浸出液の働きを弱めてしまうため、傷の治りを遅らせる可能性が早く、きれいに傷を治すには湿潤療法がおすすめ。

ウレタンフィルムなどで傷口をふさぎ、創傷部位から出てくる体液で傷口を満たすことにより体液に含まれる細胞増殖因子の働きで真皮と上皮細胞を再生させ、傷を治します。

湿潤療法の方法

湿潤療法を覚えましょう。

ただし傷が化膿しているとき、傷口の砂や泥が取りきれないとき、傷が深いときは病院へ。

湿潤療法の手順

①傷口を水道水で洗い、砂や泥もていねいに取り除く。
②うるおいを保てる素材でできたシート(家庭用創傷パッド)を傷口に貼って患部の乾燥を防ぐ。
③傷の深さや大きさにもよるが、受傷直後は浸出液も多く出るので1~2日に1度の割合で貼り替える。

腸の不調、遠く肌にまで影響?

便秘など胃腸の不調で悩んでいませんか?

とくに4月から新生活をスター卜した人は、疲れが出てくるころです。

ストレスや不規則な生活から便秘や過敏性腸症候群(腸に炎症やポリープなどの疾患がないのに慢性的に腹痛を伴う下痢や便秘が起こる病気)で悩む人が増えています。

その中には「便秘になると肌があれる」というように、肌の不調を同時に感じている人が多いようです。

実際に便秘の人はそうでない人よりも角層水分量が少ない傾向にあるという調査結果があります。

腸の不調はなぜ肌によくないのでしょう?

健康な若年女性48名で排便状況を調査し、排便日数が週に4日以下の便秘群の人と、非便秘群の人に分けて比較したところ、便秘群の人の血液では、インドキシル硫酸などの血中腐敗産物が高いことが確認されています。

便秘により腸内フローラ(腸内細菌叢)が悪化し、悪玉菌によってつくられた腐敗産物が、体内に吸収され、皮膚機能に悪影響を及ぼしたことが考えられます。

腸内環境を整えることも美肌のカギなのです。